猫と暮らせば絶対に幸せになれる♪計り知れない猫の癒し効果!
アニコム損保*の調べでは、4,036人のうち99.7%が猫と暮らし始めて幸福度が高まったと感じています。この幸福感をもたらすのが猫の癒し。世界的に科学的な検証もすすみつつあります。猫と触れ合うことで、メンタル面で鎮静効果があることはもちろん、心拍数や血圧が安定するなど健康面での効果も検証されています。猫と暮らしている方にも、これからの方にも、毎日の生活を幸せにする猫と暮らすと、得られる癒し効果の「すばらしさ」をお伝えします。
*アニコム損害保険株式会社『nekokusei(ねこくせい)調査』
目次
1.猫の癒しがもたらす心理的効果
1-1猫の癒しで怒りや不安がなくなり、幸せ感に包まれる
1-2猫の癒しで人は孤独感から救われる
1-3猫の癒しはうつ病や認知症の改善を助ける
2.猫がもたらす癒しの健康効果
2-1.猫の癒しには心臓・血管系に対する効果がある
2-2猫の癒しには血圧を安定させる効果がある
2-3猫の癒しは体温を上げて免疫力を強める効果がある
3.猫と暮らすことで子供が得られる効果
3-1猫と暮らすと子供がアレルギーや喘息になるリスクが少なくなる
3-2子供に猫の世話を任せると責任感と他人を思いやる気持ちが生まれる
1.猫の癒しがもたらす心理的効果
ストレスに満ちあふれた社会で生きる人々は自然に癒しを求めているのでしょう。「猫の人気」はますます高まっています。そんな不安な社会で暮らす私たちにとって、猫がもたらす癒しの心理的効果、気持ちの安らぎを得られることはなにものにもかえがたいものです。
1-1猫の癒しで怒りや不安がなくなり、幸せ感に包まれる
猫を抱いたり、なでたりすると気持ちよくなりませんか。それは、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシドシンが分泌されているからです。このオキシドシン、それだけでも安心感が得られるのに、さらに心のバランスを整える「セロトニン」や、快感や多幸感を得られる「ドーパミン」などの神経伝達物質の分泌を促してくれます。すると、心にわだかまった怒りや不安から解き放たれ、幸福感に包まれます。このオキシドシンは人だけなく、抱かれたり、触れられたりした猫にも分泌されるというから驚きです。
2-2猫の癒しで人は孤独感から救われる
人は、猫の行動やしぐさをみているだけでも、心が和みリラックスします。そんな猫の行動やしぐさは飼い主に対する信頼感から生まれます。その猫からの信頼を感じ取ることで、孤独感は自然に癒されるものだそうです。「猫と暮らしていると、恋人や子供といっしょにいるのと同じような満足感が得られる」というオーストラリアでなされた研究発表もあります。また心理学の研究によると、猫の脳は人間の脳と構造が似ている言います。猫との暮らすことは、人と暮らしているようなもの。孤独感とはさよならできます。
1-3. 猫の癒しはうつ病や認知症の改善を助ける
猫のふわふわした毛並みや眠る姿など、見ているだけで癒されますが、この猫のもたらす癒しがうつ病を改善して認知症の不安を和らげます。またうつ病患者にとっては、なんと!世の中とは関係なく自由きままに生きている猫の姿そのものが憧れの対象となり、リラックス効果が得られるそうです。つまり猫と暮らすことは、毎日うつ病改善のセラピーをうけているようなものなどと言われています。
2.猫がもたらす癒しの健康効果
動物とのふれあいにより人に癒しを与える、アニマルセラピーは、今や医療や福祉などさまざまな分野に取り入れられています。とりわけ猫は家の中で飼えることやそのサイズから、犬と同様に、あるいはそれ以上に活躍をしています。その猫のもたらす癒しに健康効果があるという調査結果が報告されています。
2-1猫の癒しには心臓・血管系に対する効果がある
猫と暮らしている人は、そうでない人と比べると、心臓・血管系疾患による死亡率が低いことが分かりました。『血管・介入性神経ジャーナル』(2019年6月17日)によると、「猫を飼っている人は、心筋梗塞や心臓血管疾患が原因の死亡リスクが低減した」といいます。またさらに猫をペットとして自宅で飼うことは、心臓血管疾患のリスクをかかえた人のリスクを低減する手段となりえます。
2-2猫の癒しには血圧を安定させる効果がある
人がストレスを感じ始めると副腎皮質ホルモンのひとつ「コルチゾール」が分泌します。このコルチゾール、ストレスを受けた時に分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。ストレスが長く続くと、コルチゾールが過剰に分泌され、血圧をコントロールしている副腎に負荷がかかります。すると血圧が上がり、高血圧になりやすくなるのです。ところが、猫と触れ合うと、なんと猫の癒しでこのコルチゾールの分泌する量が抑制されます。そして血圧を下げて安定させるのです。
2-3猫の癒しは体温を上げて免疫力を強める効果がある
免疫力を増強するには、体温をあげることがとても大切です。猫をなでると、気持ちよさそうに「ゴロゴロ」と喉を鳴らします。この音の周波数は副交感神経を交感神経よりも強くする働きがあります。副交感神経が強くなると、人はリラックスして筋肉が柔軟になるため、体温を上げる効果があるのです。ちなみに免疫システムが正常に働く体温は36.5℃から37.1℃です。
3.猫と暮らすことで子供が得られる効果
子供が猫と暮らすと、健康から心理、人としての成長と、とても大事なものを得ることができます。幼児期を猫と暮らしていると、喘息や鼻炎などのアレルギー症状が抑えられる他、自閉症や発達障害を改善します。また猫を世話することで人としての成長を促す大事な役割も果たしてくれるのです。
3-1猫と暮らすとアレルギーや喘息になるリスクが少なくなる
7~9歳の子供を対象に行われたスウェーデンの調査では、生後1年以内の乳児期を猫と暮らしていると、喘息・鼻炎・湿疹などのアレルギー症状が少なると報告されています。それを裏付けるような研究がアメリカ微生物学会で行われました。幼い子供が猫といっしょに暮らしていると、猫のもつ微生物が自然に子供の体内に取り込まれ免疫性がつくられ、アレルギー物質や喘息の病原体から子供を守るというのです。さらにアメリカ国立衛生研究所は「1歳になるまでに猫と暮らした子供は、動物アレルギーやハウスダスト、花粉などのアレルギーになりにくくなる」と報告しています。
3-2子供に猫の世話を任せると責任感と他人を思いやる気持ちが生まれる
猫を飼うと、餌を与えたりトイレの掃除をしたりと、いろいろと世話をしなければなりません。その世話を子供に任せると、やりたくないからといって放っておくと猫がお腹を空かせてどうなるか、汚れるとどんなことになるかを体験します。そして自分のすべきことを理解し、責任感が育ちます。また、猫とは言葉でコミュニケーションができませんので、猫の気持ちを察して接することで、共感力が育ち、他人を思いやる気持ちが自然に芽生えます。
4.【まとめ】猫の癒し効果の素晴らしさを知って、さらに幸せに!
猫による癒し効果には計り知れないものがあります。猫と触れ合うだけで幸福感を得ることができ、ストレス・不安・孤独感を吹き飛ばし、自閉症や認知症の助けにもなります。さらに健康面での効果も明らかになりつつあります。そんな猫のもたらす素晴らしい効果を知り、猫を飼っている人はより幸せに、これから飼う人も幸せに豊かな日々をお送りください。